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会長挨拶

会長あいさつ
一般社団法人日本BGM協会 会長 田中保生(たなか やすお)

音楽による快適空間創りを目指して

バックグラウンド・ミュージック(BGM)は、現代社会のあらゆる環境空間を科学的にするメディアの一つであります。

かつて「生産音楽」として、職場における労働福祉的環境づくりへの貢献が認められてきました。そして今では、音楽を社会的コミュニケーションのために、さらに積極的に活用する時代を迎えております。とくに商業領域における利用については、店舗イメージの向上、販売環境の効果的演出、各種の音響メッセージ・サービスと、その効用は良く知られているところです。

しかしながら、現代における音楽の普及は、以前には想像することもできない音楽の日常化という社会的状況をもたらしました。このような時代背景の中で、十分な社会的機能を果たすためには、それなりの時代的対応が必要でありましょう。

このような時代にこそ、音楽の生活文化的役割を自覚し、快適な環境創造のために、一層の精進をいたさねばならないと考えております。そのためには、音楽応用に関する専門的知見の収集や水準の高い放送技術の運用はもとより、音楽利用における社会的秩序の維持に対して、さらに明確な態度を確立すべきでありましょう。

いま、新しい時代における環境音楽の理念を探索し、より豊かな環境づくりに貢献したいと考えております。

(平成22年7月)

一般社団法人日本BGM協会
会長 田中保生(たなか やすお)